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■ささやかなウンチク(2)


素人によるレンガ舗装作業の進め方

敷地の一部をレンガやぴんころ石やインターロッキングなどで舗装をしたい方は多いと思います。
土間コンクリートを打つのが簡単ですが、庭にコンクリートを打つのでは風情や潤いに欠けると思われる場合にこのような材料を使って舗装するのは良い方法です。
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材料の厚さが一定のレンガなどを並べて敷き込んで行くのは決して難しいことではありませんし、この方法の良さはモルタルをまったく使わないので後になって変更や撤去が簡単に出来る事です。

これから述べるのは仕事としてではなく、一人のアマチュアとして自宅の庭で楽しみながら作業をした記録です。ですから道具は簡単なものを作って使いましたし、作業は一人で行いました。一般に仕事は下ごしらえをあせらずに丁寧にすれば職人でなくとも何とかなるもの、特に外回りの工事はその感が強いです。運動を兼ねて土日ごとに遊んでみては如何でしょうか。
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ではどうぞお読み下さい。
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用意するもの
剣先スコップ(状況によっては平底スコップ)、げんのう、釘、金槌、のこぎり、砂利、砂、長さ34mのゆがみの少ない板又は垂木5~6枚程度、胴縁1間、柱材などの太い木材の切れ端、直径20センチ程度以上の丸太の切れ端、1間程度の垂木、竹箒、小さ目の青シート数枚、レンガなどの舗装材。砂と砂利は作業面積に計画厚さを掛けて所要量を出して用意しておく。
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あれば便利なもの
一輪車、ディスクグラインダー、水準器
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作業の進め方
1)先ずレンガなど舗装材を敷く範囲とその仕上げ高さや勾配などを決める。
その為に溝を掘り、その中に胴縁を打ち付けた長さ34mの板又は垂木を渡してレールに使い(A)、その上端を仕上げたいレベルに合わせる。板の固定方法は図のように板に打ち付けた胴縁を土に差し込んでする。その板を目処にして土をすき取る。
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2)レールAの上を滑らせるガイドBを作ってレベルを確認しながら掘る。Bの長さは2mあたりが適当。もしレンガを広い範囲に敷き込みたいならAを縦方向につなぎ、又左右には1.8mごとに設置する。ガイドBには以下に述べる作業の各段階ごとに必要な仕上げ面に合わせてその都度添え木を打ち替える。表土をすき取る深さは車が通らない場所で柔らか過ぎない土なら舗装材の厚みプラス5センチ程度、駐車場ならプラス710センチ程度あたりが目処だが、舗装材の種類やその並べ方或いは砂利の種類や突き固め方にもよるので一概に言えない。
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上のガイドBとは形状が異なるが私が実際に作ったのは下のような形だった。こちらの方が作業が楽。
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作業範囲全景。画像の左を高く、右を低くして水勾配を取った。表土をすき取り終わった状態。舗装材が経年変化で緩んで崩れないように四方はタガのようにがっちり固めておかなければならない。
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上の状態を違う角度から撮影。なお画面奥の一輪車のあたりは既に舗装作業を終了している
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3)すき取った地面の上に砂利を敷き込む。この段階の仕上げ高さはここでは想定仕上げ面マイナス舗装材厚みマイナス2センチ、砂利は5センチ程度の厚さにした。ここのレベルは厳密でなくとも良いが、出来るだけ砂の層が厚くならないように、つまり砂利の層を薄くしないように気をつける。
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4)その上から表面を突き固める。私は最初の写真の右にあるように丸太と垂木で簡単な地突き道具を自作したが、太目の丸太が手に入らなかったり作業面積が広い場合はリース屋さんから振動プレート或いはランマーをレンタルする方法もある。ランマーは体力のない人には扱いずらいが転圧力は高いので駐車場舗装に適している。突き固めて土が沈めば砂利を埋め足し、ガイドでレベルを確認する。
画像は砂利を敷き終えた状態。ガイドBは背の高さを作り変えている。仕事の進め方はやる前にじっくり考え、やりながら又考える。考える時間は結局無駄にならない。
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5)その上に高さ微調整の為に砂を敷く。ガイドBの高さは想定仕上げ面マイナス舗装材厚みに作り変えて使う。この段階の地突きは出来るだけ均一に。終わったら水を掛けしばらく放置してから更に砂を継ぎ足して又均す。これが仕上がり面と思って出来るだけ綺麗に均す。この作業が今回のハイライトであり、仕上がりの正確さとその作業時間を左右するので丁寧に。舗装材を仮置きしてからその下の砂を足したり引いたりする逆順工事をしないこと。
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画像は砂を敷き、平滑に仕上げた状態。水掛けに使ったホースが見える。
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6)砂均しが済んだら舗装材を綺麗に並べてゆく。どのような材料でもやり方はほとんど一緒だが、下の写真で使った舗装材はリングと呼ばれた60年以上前の古い窯業製品で現行品ではない。私のやり方ではレンガなどの舗装材は1センチ弱程度の間隔を空けて並べる。(インターロッキングではほんの僅かしか隙間を空けない)このリングの場合は同心円に並べたので広い隙間が出来ている。端のU字溝などに接する面を丁寧に仕上げようと思えば舗装材をディスクグラインダーで形状なりに削り落とすと良い。それによって崩れにくい舗装になる。
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画像は平滑な砂の上にリングを置き並べてその上から砂を振りかけ、竹箒で軽く掃いた状態。
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7)更に乾いた砂をその上から振りかけ、竹ぼうきを使って隙間に落とし込む。
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8)隙間がおおむね砂で埋まったら柱材を置いて上からげんのうで軽く叩き、舗装材のでこぼこを均す。その振動で隙間の砂が沈むので又砂を振りかけて竹箒で掃いてゆく。
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断面形状。舗装材の下の砂が分厚過ぎると経年変化で沈みやすくなり、薄過ぎるとげんのうで材料を叩いても沈まない。
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9)これで終わり。何ヶ月か後には目地に詰めた砂が雨に打たれて更に沈むので砂を入れ足す。砂でなく剥ぎ取った表土を埋め戻す方法もあるが、お勧め出来ない。どうしても使いたければフルイを使って薄く振りかけては砂を振り掛けるのが良い。余った表土の処分方法はあらかじめ考えておかねばならない。
リングを使った舗装をするのは二度目、このような同心円デザインは初めての試みだったがどうやら完成。同心円を思いついたのは築炉の際に入り口に使うアーチレンガ(下の写真の手前に写っている大きなレンガ)が手に入った事がきっかけだった。
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真上からの写真。同心円の組み合わせ方が良く解る。遊び心で円の中心のデザインは皆違うものにした。最初にも書いたが、説明した手順に従って段取りと下準備に時間を掛けて、考えながら丁寧にやれば、このような舗装工事は誰がやってもプロに負けない仕上がりになる。
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